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システム統合 その2

本来、業務システムを作るときは、対象となる業務の内容、流れを厳密に分析し、普遍化(哲学で言う普遍化)作業をしなければならない。あいまいさを一切取り除き、共通部分と個別部分の切り分け、データ構造の解析などを進め、システムの構造を決めていく。これが本来のシステム構築作業である。
昨今多くの企業が導入している業務システムのほとんどはパッケージ製品である。パッケージ製品が全て適さないと言うわけではない。パッケージ製品を採用するにしても、厳密な業務分析、データ構造の解析はしなければならない。
しかし、実際にはそれらの作業が満足に行われないままにシステムが導入されている。
なぜ、前工程である、業務分析などが厳密に行われないのか。
それは業務分析ができる技術力を持った人材が非常に少ないからである。
SEと名乗っている多くの技術者は、論理的思考能力が不足していたり、基本をしっかり学んでいなかったりで、抽象化、普遍化作業ができない。
また、たとえ能力があったとして、SI企業の営業上の要請から手を抜くことを強要されていたりする。

   

Posted by Jun Takemura | Category: Concept Design | 0 comments |

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