システム統合 その2

本来、業務システムを作るときは、対象となる業務の内容、流れを厳密に分析し、普遍化(哲学で言う普遍化)作業をしなければならない。あいまいさを一切取り除き、共通部分と個別部分の切り分け、データ構造の解析などを進め、システムの構造を決めていく。これが本来のシステム構築作業である。
昨今多くの企業が導入している業務システムのほとんどはパッケージ製品である。パッケージ製品が全て適さないと言うわけではない。パッケージ製品を採用するにしても、厳密な業務分析、データ構造の解析はしなければならない。
しかし、実際にはそれらの作業が満足に行われないままにシステムが導入されている。
なぜ、前工程である、業務分析などが厳密に行われないのか。
それは業務分析ができる技術力を持った人材が非常に少ないからである。
SEと名乗っている多くの技術者は、論理的思考能力が不足していたり、基本をしっかり学んでいなかったりで、抽象化、普遍化作業ができない。
また、たとえ能力があったとして、SI企業の営業上の要請から手を抜くことを強要されていたりする。

   

Posted by Jun Takemura | Category: Concept Design | 0 comments |

システム統合

システム統合って簡単に言うけど、どういう事だか分かっているのかしら。
複数台の業務サーバーを統合して一台にすること?
まさかサーバーをまとめることだと思っているのではないでしょうね。
ひとつの業務だけで成り立っている企業はまず存在しない。複数の業務が複雑に、あるいは有機的に絡み合って企業が成り立っている。事業規模の拡大などで、それら個々の業務のより一層の効率化が求められ、それぞれに様々な業務システムの導入と言う情報化が進められてきた。
さらに企業規模が拡大し、また社会的な要請から、今まで個々にバラバラだった業務システムが実際の業務の流れと同様に連携する必要が生じてきた。
これがシステム統合であって、決してサーバーをまとめて効率的な管理をすることではない。
バラバラな業務システムをまとめることそう簡単なことではない。たいていツギハギになってしまう。
結果として、システム統合とは名ばかり、システムを統合したばかりにデータの不整合が多発し、その解消に膨大な工数を費やしたり、業務システム相互の連携を図るために膨大な開発費が掛かってしまったりしている。
SOAとかBIとかと言う英文字に惑わされていては、膨大な開発コストを掛けてガラクタの山を作ってしまうことになる。

では、こうなることを避けるにはどうすればよいか。

   

Posted by Jun Takemura | Category: Concept Design | 0 comments |

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