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情報、通信、放送 (つづき)

DSC00330-100-480.jpg双方向への欲求。
インターネットの登場は、それまで受動的だった情報利用者が、能動的になってきた。インターネットの利用者は、望めば誰でもが情報を発信できる。特定の設備、技術がなくても情報の供給者になれるようになって来た。

初期のインターネットは、テキストベースでありコンテンツの自由度、種類が少なく、テレビ、ラジオ、映画などのと共存できた。しかし技術の進歩は、音声、映像など多様な形態の情報が流通できるようになってきた。
今まで、音楽、電話といった音声情報は電話、ラジオで。映像情報はテレビ、映画でと言った役割分担が崩れ、あらゆる情報をインターネットで取り扱うことができるようになった。

捏造などの不祥事露見は、インターネットの登場で情報源が多元化したことに起因していると思われる。
また、インターネットを利用することによって宣伝コストを大幅に縮小することができる。インターネットを利用した宣伝はコスト削減だけでなく、宣伝効果の数値化が可能であり、投資効果が視覚化される。
こうしたことから、テレビ、ラジオなどの既存メディアに対する興味が薄れてきたのではないだろうか。
 
 
DSC00325-100-480.jpg放送、あるいは報道には一定の役割があった。インターネットで流通する情報は玉石混交、溢れ帰る情報の中から正しい情報を取り出すのは情報利用者自身。それに比べ放送では、その選択を情報供給者(情報提供者ではない)がおこなう。それだけに情報供給者の選択能力が問われ、また客観性とか公平性と言われている要素が必要になってくる。

 インターネットの登場は様々な分野にそれぞれが潜在的に内包していた問題点を浮き彫りにしてきたのではないだろうか。NGNの登場はその問題に気づかせる要因なったかもしれない。
インターネットの在り方、新聞、テレビ、ラジオと言ったいわゆるマスコミの在り方を真剣に考える必要があるように思う。

   

Posted by Jun Takemura | Category: Concept Design | 0 comments |

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